東京行脚①

先週の9日、用事があり東京へ行きました。

少しでも安く済まそうと深夜バスで行ったのですが、新宿に着いたのが6時半頃。
深夜バスで旅行するといつもこの朝の時間に困ってしまいます。
とりあえず、最近少し話題になったこの場所へ。

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そのあと、今回の目的のひとつでもあるダ・ヴィンチ展の為にひとまず上野へ移動。
東京国立博物館の開館はAM9:30なので、上野公園で時間をつぶすことに。

まずは去年の夏の旅でその存在を認識して、ネットサーフィンでその解体を知り、気になっていたホテルソフィテル東京
解体工事は始まっていたけど、まだ始まったばかりの様でした。タワークレーンが建ち、低層階には外部足場も設置してあります。かなり難儀な解体工事だと見受けられるのですが、どれくらいかかるのですかねぇ。

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設計者の菊竹清訓氏は建築士を目指す人なら必ず知っているのではないでしょうか。
建築士試験の計画の問題集には菊竹氏の自邸のスカイハウスが必ず出てきますからね。
また、2000年に「今世紀を創った世界建築家100人」に選ばれており、そして、2005年に行われた愛知万博では総合プロデューサーを務めていました。

都知事選で一躍有名になった建築家の黒川紀章氏らとともに建築と都市の新陳代謝を図ろうとするメタボリズムを提唱した事でも知られています。


ある時代に沿った建築が何十年か建つと、様々な点からその時代に合わなくなり、解体されてしまう。日本の建築はそういった者が多いですね。
古すぎる建築は残すか、直すかするけれど、近代建築は容赦なく解体します。
いい建築も多いし、時代の建築家の為にも残して欲しいけど、それを壊すのが日本なんだよなぁ。
確かに、このソフィテルは通常、壁をまっすぐ立ち上げていれば、客室となる部分がデザインの為に犠牲になっている感がありますもんねぇ。民間企業であればしょうがない決断でしょうね。


ソフィテル詣でを終えた僕は、あいた時間を不忍池で過ごしました。
9日は特に暑かったのですが、池の中では亀がひなたぼっこしてました。

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9時過ぎまで時間をつぶしたら、いざダ・ヴィンチ展へ。
上野公園を歩いていくと、制服姿の集団がチラホラ。修学旅行シーズンなんですね。
修学旅行で、もしくは遠足でダ・ヴィンチが見られるなんてなんて羨ましい。
季節がずれたって、年がずれたって見れないんだし。彼らはかなり運が良いですよ。

入場券を買って本館特別5室へ。
その部屋の奥には受胎告知が佇んでいました。
平日の朝イチという事もあって、そんなに混んではいなかったのですが、室内は混雑防止用の動線が作られており、移動しながら見て下さい、通路で止まらないでくださいと注意されているのにもかかわらず通路のそこかしこでは自分の場所を作ってじっと受胎告知を楽しんでいる方が多数いました。

収蔵しているイタリアのウフィツィ美術館から出る事さえ稀であるイタリアの至宝を楽しむ為だから必死になるのはまぁしょうがないか。
モナ・リザが日本へ来たのは1974年。僕はまだ生まれていません。
受胎告知はそれに匹敵する作品。実際今回の展示室はモナリザが74年に展示された部屋でもあります。
イタリアに行く事を考えたら東京に行く事は安いもんだし、この展示室では受胎告知のみの単独展示となっているので鑑賞環境も良かったのかも知れませんね。

精密に書き込まれたガブリエルの羽根は、いざ本物を見てしまうと感嘆するしかないといった感じ。空気遠近法を用いた背景なども、ほんとに20歳の頃の作品なのかと。
天才は生まれた時から天才なのだなぁとつくづく思いました。


人の波に押し流される様に受胎告知の展示室を出て、第2会場の平成館特別展示室へ。

絵画にとどまらず、天文学、物理学、解剖学、建築学に関心を広げていったダ・ヴィンチ。
平成館では6部に分けて、模型・映像・手稿などが楽しめます。
メカニカルな物が大好きな僕はエスカレーター上がって正面の人力飛行機でまず静止。
こんなん大好きなんすよねぇ。
放物線や楕円を書く為に作られたコンパスや、実現はしなかったスフォルツァ騎馬像の製作工程など映像を見てるだけでもうわくわくしてきました。

これだけの知識をどこに詰め込み、そして、数々の斬新なアイデアをどこから引っ張り出してきたのか。500年を隔ててもこんなに感動出来る事は本当に凄いの一言です。

少なくとも首都圏にいる人は行っておくべきでしょう。そう思います。
ちなみに会期は6/17までです。
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by revolvergdsd | 2007-05-16 20:00 | ART

5年ぶりに戻ってきたけど・・・今度こそ続くのか?


by revolvergdsd