ブリリア

東京建物のマンション"Brillia"

竹中直人がCMに出演しているこのデベロッパーですが、見ていると少し心配になるんです。
現場が。

CM中に竹中直人が言う言葉に「工事を中断してでも建築現場の見学会を開いています」と。


確かに、現場の見学会はいろいろな建物で行われています。公共性の高い建物や大規模建物では特に。
ただ、そういった見学会は基本的に建築専攻の学生に向けてのものや、新技術・高度な技術やシステムを学びたいと言った同業者向けのものが殆どです。

姉歯元一級建築士による耐震偽装問題からの流れでこういった見学会を行う事を決めたのでしょうが気になるのは工期です。
建築現場では工程表という表にのっとり工事を進めていきます。工事の進捗は天候やその他の事情にも左右されますのであくまでも目安でしかありませんが。
そういった表を作る事で物品の搬入、コンクリートの打設、現場内大型重機や足場に絡む作業などの発注を進めていくわけです。

そういった段取りを進めていっても「この日を現場の見学会としたい」と施主に言われれば従うしかないと。
その見学会が購入者主導の日程なのか、施工者主導の日程なのかで現場の負担が天と地ほど全然違います。


自分が買ったのだから見れるのは当然。 それは正論です。
ただ、そのしわ寄せを食うのが誰なのかが心配なのです。
見学会を行えば工事は止まる。工事が止まれば工期は延びる。工期が延びれば経費はかかるし、当然引き渡しも遅れる。工期を縮めようとすれば品質が犠牲になる事も・・・。
もちろん、そういった事にならないよう係員は早出して、残業して段取りを進めるわけです。
施主がそういった事を考えているのか、時間的な、金額的な考慮は成されているのか。

現場は進めろ、見学会はさせろ、Brillia用のレポート作成・WEB配信の進捗写真撮影はやっとけってな状態だったら係員あほらしなってくると思う。
そこらへんを東京建物にきっちり考えて欲しい。


そんなん考えてても、建築って難しいなぁと思うわ。
でも、好きなんだよなぁ。辞めてからつくづく感じる。
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by revolvergdsd | 2006-09-16 02:14 | ARCHITECTURE

5年ぶりに戻ってきたけど・・・今度こそ続くのか?


by revolvergdsd